認定NPO法人とくしまコウノトリ基金

観察カメラ

換羽期に入った親鳥

幼鳥たちは巣に戻らなくなっていますが、親鳥は日に1、2度巣に戻って来ます。
今朝は親鳥ペア(オス;ゆうひ、メス;あさひ)が揃って巣に戻って1時間あまり巣に滞在しました。
巣は春先からスズメのアパートになっていて、あさひが巣に戻る直前に10羽以上のスズメが巣から一斉に飛び立ちます。続いてゆうひも戻り、2羽仲良く羽繕いなどをして過ごします。あさひは6:47:01に抜けかけていた左の翼の黒い羽根を1枚、くちばしで抜いて捨てます。子育てが一段落ついた親鳥は、換羽期に入っているようです。

夜の巣はからっぽに

昨夜は幼鳥1羽だけが巣で寝ましたが、今夜はついに巣には誰もいなくなりました。
映像は、日暮れに巣に戻った1羽が巣を飛び立って行きます。おそらく親やきょうだいの所へ行ったのでしょう。この後、巣には誰も戻らなかったようです。
例年、幼鳥は巣立ってからも、ひと月余りの間は巣に戻って寝ますが、その後は巣以外で寝ることが多くなり、やがては巣に戻らなくなります。

めいも巣に戻る

夜に巣に戻る幼鳥は、昨日まで4日連続で2羽のみで、めい(J0279;メス)が戻っていないようです。めいはこのところ単独行動が多く、元気がなく食事ができていないかもと、良く観察されている方々から心配する声もあります。
今日朝6時には、めいは単独でしたが採餌もしていたので、少なくとも今のところは深刻な状況ではなさそうに見えました。
今夜は、めいが最後に巣に戻り、幼鳥3羽が揃いました。
映像では、最初に左の体が小さく見えるのが、めいのようです。やがてオス親からの給餌を受け、量は分かりませんが、めいも夕ご飯にありついたようです
めいは、きょうだいと比べて体がかなり小さく、行動もきょうだいと異なるところがあり、今後も注意して見ていく必要がありそうです。

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