ひなの成長⑤
3羽のひなの体は大きくなり、少しずつ飛ぶ準備も始まっています。
4月21日の足環装着時に突出して体重が重かったJ0511オスが、強い南東の風に向かって羽ばたき練習をします。まだ足が巣から10〜20cm離れる程度ですが、風の強さからすると、結構難しいトレーニングかも知れません。
3羽のひなの体は大きくなり、少しずつ飛ぶ準備も始まっています。
4月21日の足環装着時に突出して体重が重かったJ0511オスが、強い南東の風に向かって羽ばたき練習をします。まだ足が巣から10〜20cm離れる程度ですが、風の強さからすると、結構難しいトレーニングかも知れません。
今日は前線が通過し強めの雨が降りました。
ひなが小さなうちは親鳥が傘となってひなを守りますが、最近では雨だからと言って親鳥が巣に戻ることはありません。
映像1:雨の中。3羽のひなは身を寄せ合って雨が通り過ぎるのを待っています。
映像2:雨あがり。かなり濡れたではずですが、意外なほど平気のように見えます。
親鳥が巣で見守っている時間より、ひなだけで留守番する時間の方が長くなっています。
まだ短い翼を伸ばし、よろつきながらも羽ばたきの練習も見られるようになりました。
孵化後3週間。卵を産んでから孵化後しばらくは、卵や孵化後間もないひながトビやカラスに捕食される可能性が高いため、親鳥が巣を空けることはありません。しかし、最近は短時間ながら度々、親鳥が2羽とも巣を空けるようになっています。それだけ、ひなが大きくなったということでしょうけど、見ている方はまだ心配ではあります。
映像は、ゆうひ(J0044オス)が巣を出てから14分後に、あさひ(J0480メス)が巣に戻って3羽のひなに給餌するシーンです。
ひなの翼には黒い風切羽が生え始めています。
排便も巣の外へ向いて上手にできるようになっています。
映像では、3羽のひなのうち1羽が、後ろ向きに巣の縁に進んでお尻を巣の外へ向けて排便します。
鳴門板東ペアのひなは、確認できているのは3羽。
遅く孵化したと思われる1羽は他の2羽に比べて小さいため、巣の外壁にかくれて見えにくいのですが、元気に育っているようです。
映像では、ゆうひ(J0044オス)が吐き出し給餌をするシーンで、最初の部分で3羽のひなが首を伸ばして餌を催促しています。