認定NPO法人とくしまコウノトリ基金

観察カメラ

電線架け替え後の巣

8月26日に電線の架け替えが行われ、2015年から巣が造られていた電柱は送配電系から完全に切り離され、電柱でなく巣塔になりました。
近くにコンクリート柱が2本増え、電線の位置が変わりましたが、巣に戻るオス親(ゆうひ;J0044)の様子からは、さほど気にしている様子は伺えません
ただ、手前の電線の位置が変わり、完全に巣に重なり見辛くなってしまいました。

新しい柱設置後2日目のペア

8月20日に巣の近くに2本の柱が立って、2日目。
鳴門板東ペアはいつものように巣に戻りしばらく滞在。巣の繕いをしますが、例年どおりこの時期には巣材を補給しないため、巣は痩せ細る一方。台風が来襲すると巣の形をとどめることは難しそうです。
しかし例年、時が来ると来春の繁殖に向けて巣作りを始めるので心配には及びません。

メス親が巣で夜を過ごす

親鳥たちは、ひなが大きくなった5月中旬以降は巣で寝ることがなくなりましたが、日没後に巣に戻ったメス親(あさひ;J0480)は久しぶりに巣で寝ることにしたようです。
親鳥ペアは今朝2回、2羽で巣に戻って警戒のクラッタリングをし、1度はマウンティングもしたので、侵入個体(今年の幼鳥か?)が巣に近付いたようです。夜を巣で過ごそうとしているのも、巣を守るためかも知れません。

親鳥が子どもを追い払う?

親鳥は、ほぼ毎日1回は巣に戻ります。巣の主であることをアピールしているものと思われます。一方、巣立った子たちは、二十日以上巣に戻っていません。
映像では、3羽が巣の近くを飛び、オス親が巣に戻り警戒態勢をとりますが、1羽の若い個体が巣に強引に入り、オス親に追い出されます。
親鳥の警戒も、追い出し攻撃も激しいものでないことから、3羽は今年生まれの3きょうだいだった可能性が高いように思われます。
とても面倒見のよいオス親ですが、子離れは進んでいるようです。

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