侵入者との攻防
あさひ(J0480メス)が抱卵しているところへ少なくとも2羽の若い侵入者が接近。2羽は執拗に巣に近づき、やがて巣の東の柱へとまります。そこへゆうひ(J0044オス)が戻って来て2羽を追い払います。
10分ほど攻防が続いたあとは、夜まで静かな時間が流れました。
あさひ(J0480メス)が抱卵しているところへ少なくとも2羽の若い侵入者が接近。2羽は執拗に巣に近づき、やがて巣の東の柱へとまります。そこへゆうひ(J0044オス)が戻って来て2羽を追い払います。
10分ほど攻防が続いたあとは、夜まで静かな時間が流れました。
今日は、冷たい強風とにわか雨が何度も通る不安定なお天気でしたが、鳴門板東ペアは順調に抱卵を続けました。
映像は、日が落ちて半時間後、あさひ(J0480メス)が抱卵している巣へ、採餌に行っていたゆうひ(J0044オス)が戻ってきます。今日はもう餌を取りに行くことはありませんでした。
抱卵中も育雛中も、親鳥は巣材を補充し続けます。
今日は8回の巣材の運び込みがありました。映像は、ゆうひ(J0044オス)が枯れ草の大きな束をくわえて巣に運び入れます。
オス親とメス親の抱卵交代は、当たり前の行動ですが、意外と問題が発生しやすい瞬間でもあります。2016年の繁殖失敗は、ゆうひ(J0044オス)が抱卵交代を拒み、あさひ(J0480メス)に乱暴をはたらいたことに起因します。
映像では、昼前から5時間以上も抱卵し続けていたゆうひのところへ、あさひが戻ってきます。随分待たされたゆうひは怒ることもなく、何事もなかったように、あさひと交代します。この状態が続けば、今年も大丈夫です。
夕方、侵入個体が巣に接近しました。
映像では、最初は巣に誰もいないように見えますが、しばらくすると抱卵中のあさひ(J0480メス)の頭が動き出します。上空の侵入者に気がついたようです。やがて、ゆうひ(J0044オス)が緊急帰還し、あさひも立ち上がりペアで警戒のクラッタリング。侵入者は巣に降りようとしているように見えますが、ペアが追い払います。
今日の午前中は前線通過により、強い北西風と雨に見舞われました。一昨日までに産卵が始まったと推定される鳴門板東ペアの巣は、まともに暴風雨にさらされました。
映像では、抱卵中のゆうひ(J0044オス)が立ち上がって、排便し、転卵のような動作をしたあと、再び抱卵の姿勢にもどります。
巣に伏す(抱卵姿勢)時間の割合が、昨日は8割近く、今日は9割近くになりました。本格的な抱卵が始まったようです。
*観察時間における巣に伏す時間の割合が80%を超えると本格的な抱卵が始まったと推定されます。