ストークの会(徳島大学の学生による卒業研究の中間発表)を開催しました
ボランティアチーム「クレイドル」の定期研修会、「ストークの会」を開催しました!
今回は、卒業研究として、コウノトリが飛来する鳴門市内のレンコン田、コウノトリビオトープをフィールドに調査を実施された、阿部佑馬さん・杉本健介さん(徳島大学 生態系管理工学研究室)に、研究の中間発表をしていただきました。
阿部さんからは、「コウノトリが採餌に利用するレンコン田の生物量評価」という題目で、コウノトリの飛来頻度の異なる複数のレンコン田を対象に、そこにいるコウノトリの餌生物量を比較し、コウノトリがよく飛来する(=採餌によく利用する)レンコン田と餌生物量との関係性を検証した結果を、 杉本さんからは、「鳴門市ビオトープにおけるコウノトリの餌生物量評価」という題目で、2021年に創出したコウノトリビオトープと、コウノトリがよく飛来する周辺のレンコン田を対象に、それぞれの餌生物量を比較し、ビオトープがコウノトリの餌場として機能するかを検証した結果を、それぞれ発表いただきました。
お二人の発表より、コウノトリがよく利用するレンコン田・そうでないレンコン田の間には、餌生物の個体数の多さ・重さなどに違いが見られそうだということや、コウノトリビオトープでは、カエル目、エビ目、ダツ目、トンボ目など、採取できた生物の分類群の数が多かったことなどがわかりました。
お二人の研究結果は、ビオトープをコウノトリの良好な餌場としてさらに改善していくためのヒントとして、今後の活動に役立てていきたいと思います。
夏の暑い中、調査を実施された阿部さん・杉本さん、大変お疲れ様でした!
卒業研究の完成に向けて、頑張ってください!!(^^)/
※「ストークの会」は、当基金のボランティアチーム「クレイドル」の定期研修会で、原則毎月実施しています。
※ボランティアチーム「クレイドル」のメンバーを募集しています。興味のある方は当基金へご連絡ください。電話090-2825-6721
※この活動は、トヨタ環境活動助成プログラムから支援を受けています。