ナベヅルのデコイ作りとビオトープへの設置イベントを行いました
ナベヅルのデコイ作りとビオトープへの設置イベントを、11月13日(土)に島田島で行いました! (主催:NPO法人とくしまコウノトリ基金、島田島活性化プロジェクト、徳島県流域コウノトリ・ツルの舞う生態系ネットワーク推進協議会)
ナベヅル(環境省:絶滅危惧Ⅱ類、徳島県:絶滅危惧ⅠB類)はロシア南東部や中国東北部で繁殖し、そのほとんどが鹿児島県出水市で越冬しています。
出水市では超過密状態になっていることから、感染症の危険を避けるなどの目的で越冬地の分散化が進められ、四国はその受け皿として期待されています。
越冬のためには静かで安全なねぐらが必要なため、ナベヅルを誘導するためのデコイ(模型)作りと、島田島の住民の方が整備しているビオトープへの設置を、ボーイスカウト鳴門第9団の子ども達の協力を得て、40名ほどのご参加のもと実施しました。
島田小学校の体育館で、(公財)日本生態系協会の関専務理事からナベヅルの生態やデコイの作り方について説明をして頂いた後、9班に分かれて製作を開始しました。
デコイは、ツルの形に型抜きされた板に、羽や顔等の色を絵の具で塗っていくもので、子ども達は保護者やスタッフと一緒に楽しそうに色を塗っていました。仕上がったデコイには、子ども達にそれぞれ名前を書いてもらいました(^^)/
その後、水が張られたビオトープへ移動し、風で飛ばないよう木杭にデコイを固定しました。少し離れて見れば、とてもデコイとは思えず、参加された方からも「本物のツルみたい!」という声も聞かれました(^^)/
今後、ナベヅルがこのビオトープをねぐらとして利用するのか、とても楽しみですね!! また、デコイにつられて、コウノトリがやってくることも期待できます。
※この活動は、トヨタ環境活動助成プログラムの支援を受けています。