認定NPO法人とくしまコウノトリ基金

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にじ(J0347メス)が死亡

香川県は、11月15日に香川県丸亀市で回収された死亡したコウノトリの鳥インフルエンザウイルス簡易検査で陽性反応が出たと発表しました。発表資料
徳島県に依頼して香川県に問合せてもらったところ、足環からJ0347であることがわかりました。
J0347は、昨年4月に鳴門で生まれ6月10日に巣立った、愛称「にじ」です。昨年7月下旬には本州へ渡り、近畿、岡山県、香川県で目撃されていました。今年5月から7月にかけては鳴門市、小松島市、美馬市、東みよし町で確認された後、兵庫県南部と香川県を行き来していたようです。
秋から冬にかけて、兵庫県南部と香川県のため池にはコウノトリが集中し、1つの池で50羽を超えることもあります。
死亡の原因はまだ分かりませんが、極度の集中で過密になると、感染症にかかるリスクが高まります。野外のコウノトリに鳥インフルエンザウイルスの簡易検査で陽性反応が出たのは国内では初めてだそうです。
鳴門生まれのコウノトリは、2017年から2019年までに生まれた8羽のうち生存が確認できるのは2羽だけになってしまいましたが、2020年以降に生まれた9羽の中では初めての死亡です。とてもとても残念です。

にじ(J0347)  2022年6月25日 美馬市脇町
にじ(J0347)   2022年5月31日 小松島市
右端がにじ(J0347)  2022年5月31日 小松島市

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