令和5年度 堀江北小学校の環境学習(下生井小学校とのオンライン交流授業)
当基金のコウノトリをテーマとした環境学習プログラムによって、環境学習を行っている鳴門市堀江北小学校と、同じくコウノトリについて環境学習を行っている栃木県小山市の下生井小学校との、コウノトリや地域の自然について学習したことの発表をし合うオンライン交流授業が、昨年度に続き、今年度も開催されました(令和5年12月14日開催)!
なお、交流授業のきっかけは、2018年に鳴門市で巣立ちした「歌(うた)」というメスのコウノトリです。「歌」は鳴門市大麻町で巣立った後に、栃木県小山市等にまたがる渡良瀬遊水地まで飛んでいき、そこで「ひかる」というオスのコウノトリとカップルになりました。そして、2020年には、「歌」と「ひかる」は渡良瀬遊水地内で営巣し、無事、2羽の雛を巣立たせました。この巣立は、コウノトリの野生復帰以降、東日本では初めての野外繁殖の成功の記録であり、多くの人が巣立ちを喜ぶとともに、鳴門市と小山市の両自治体の間でも交流が生まれました。こうした、「歌」が繋いでくれた交流を踏まえ、昨年度より、堀江北小学校と下生井小学校は、交流授業を実施しています!
交流授業では、まず、下生井小学校の児童より、渡良瀬遊水地やそこで見られる様々な生き物や、そうした生き物のつながりについて発表がありました。また、渡良瀬遊水地の環境を守るための取組みとして、外来生物の駆除や、パンフレットの作成等の取組みを発表しました(^^)/
続いての堀江北小学校の児童の発表では、堀江北小学校の周辺の環境や、コウノトリやコウノトリのエサについて、また、家庭や学校でできる、コウノトリがすみ続けられるような環境に優しい取組みとして、ゴミの削減や地球温暖化の防止の取組み等について発表がありました(^^)/
その後、児童の発表をたたえ、鳴門市から下生井小学校の児童へ、また、小山市から堀江北小学校の児童へ、記念品の贈呈も行われました(^^)/
両校の児童とも、それぞれの児童に地域のコウノトリや生き物について知ってもらいたい!という気持ちが伝わってきて、今年度もとても良い交流授業となりました!!
是非、来年度も交流授業を続けていってほしいですね!
※この活動は、「一般財団法人日亜ふるさと振興財団」から支援を受けて実施しています。