認定NPO法人とくしまコウノトリ基金

活動&いきもの情報

令和6年度 堀江北小学校の環境学習(下生井小学校とのオンライン交流授業)

当基金の支援を受け、コウノトリをテーマとした環境学習を行っている鳴門市堀江北小学校と、同じくコウノトリについて環境学習を行っている栃木県小山市の下生井小学校との、コウノトリや地域の自然について学習したことの発表をし合うオンライン交流授業が、一昨年度から続き、今年度も開催されました(令和6年12月19日開催)!

なお、交流授業のきっかけは、2018年に鳴門市で巣立ちした「歌(うた)」というメスのコウノトリです。「歌」は鳴門市大麻町で巣立った後に、栃木県小山市等にまたがる渡良瀬遊水地まで飛んでいき、そこで「ひかる」というオスのコウノトリとカップルになりました。そして、2020年には、「歌」と「ひかる」は渡良瀬遊水地内で営巣し、無事、2羽の雛を巣立たせました。この巣立は、コウノトリの野生復帰以降、東日本では初めての野外繁殖の成功の記録であり、多くの人が巣立ちを喜ぶとともに、鳴門市と小山市の両自治体の間でも交流が生まれました。こうした、「歌」が繋いでくれた交流を踏まえ、一昨年度より、堀江北小学校と下生井小学校は、交流授業を実施しています!

交流授業では、まず、下生井小学校の児童より、渡良瀬遊水地の役割や、遊水地で見られる様々な生き物について発表がありました。そして、遊水地で観察された「歌」のことについても発表してくれました!また、何故、コウノトリが渡良瀬遊水地でコウノトリが見られるようになったかについても伝えてくれて、その理由として、地域で農薬を減らした農業が行われていることと、そうしたことが小山市と鳴門市で似ていることを伝えてくれました(^^)/

続いての堀江北小学校の児童の発表では、堀江北小学校の周辺の環境や、コウノトリやコウノトリのエサになる様々な生き物(魚、カエル、トンボ)について、1学期の学習を踏まえて、しっかりまとめて発表していました!また、SDGsの目標の達成に向け、学校でできる、コウノトリや私たちが、この地域でくらし続けていけるような取組みとして、コンポストを用いた堆肥づくり・野菜づくりの取組みについて発表がありました(^^)/

その後、児童の発表をたたえ、鳴門市から下生井小学校の児童へ、また、小山市から堀江北小学校の児童へ、記念品の贈呈も行われました!堀江北小学校の児童は、小山市からコウノトリの缶バッチを受け取りました(^^)/

また、当基金からも、両校の児童へ、「朝と夕」のポストカードと、当基金の活動レポート「ゆりかご」を、記念品としてお渡ししました(^^)/

両校の児童とも、それぞれの児童に地域のコウノトリや生き物について知ってもらいたい!という気持ちが伝わってきて、今年度もとても良い交流授業となりました!!

「歌」が繋いでくれた交流を、今後もずっと続けてほしいですね!

なお、当日は、四国放送と徳島新聞の取材があり、四国放送での放送の内容は、以下のウェブサイトから視聴できますので、是非、ご視聴ください!

https://news.yahoo.co.jp/articles/826c1a7a94a546a78ac2faa81eb3ccec2ec2a955

※この活動は、「一般財団法人日亜ふるさと振興財団」から支援を受けて実施しています。

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